可憐な桜 タカトオコヒガンを愛でる山歩き~2019年4月 高遠五郎山 |
以前の記事
カテゴリ
全体 ごあいさつ 山行記録 年度別振り返り テーマ別まとめ 北海道 北東北 南東北 那須・日光・尾瀬・谷川 群馬・栃木・茨城 秩父・奥多摩・高尾 丹沢・房総・伊豆諸島 富士・箱根・伊豆 奥秩父・大菩薩 浅間・志賀 越後・北信 北アルプス 中央・南アルプス 八ヶ岳・諏訪松本 東海・北陸・近畿 中国・四国・九州 登山あれこれ 未分類 検索
最新の記事
記事ランキング
画像一覧
フォロー中のブログ
外部リンク
ブログジャンル
ブログパーツ
|
2019年 05月 01日
4月中旬、五郎山に登ってきました。 信州高遠にある標高961mの山。 五郎というのは、戦国時代の高遠城主である仁科五郎盛信(武田信玄の五男)のこと。 織田軍の甲斐侵攻に抵抗したものの討ち死にしたのち、付近の農民がここに葬ったのだとか。 そして高遠城といえばこの時期桜が咲き誇ります。高遠さくら祭HPによれば、ちょうど前日に満開になっているらしい。 ということで、桜見物のついでに登ってきたのです。 高遠の桜は7年ぶり。高遠の桜であるタカトオコヒガンザクラはソメイヨシノよりやや小ぶりでよりピンク色をした桜。 個人的には桜の中でも可憐な桜という印象があります。 コースは、ほりでいパーク⇒高遠城址(桜見物)⇒ほりでいパーク⇒勝間薬師堂⇒五郎山⇒白山観音⇒ほりでいパーク、です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4:30過ぎ、高遠桜まつりの駐車場である「ほりでいパーク(P17)」に到着。 ここは無料です。 より高遠城址に近いところにいくつか有料駐車場があるのですが、この日は五郎山にも登る予定。ほりでいパークなら五郎山登山口に近いので、こちらに止めました。城址公園から遠いと言っても15分も歩けば到着します。 準備をして5:15に出発。 城址公園の開場が6時なので仮眠を取ろうとしましたが、眠れないのでゆっくり歩きながら向かいます。 鑑賞しながらゆっくりと歩いて行きましょう。 が、さ、さぶい! 何と-3℃!!!舐めてました。 ブルブル震えながら歩いていきます。 駐車場を出ると仙丈ヶ岳も見えています! しばらく歩くと白山橋へ。橋の上から高遠ダムとその向こうに仙丈ヶ岳が望めます。 ちなみに今回の望遠レンズは、いつものお気軽ズームではなくNIKON70-200mm f2.8G ED VRⅡ。 重すぎるので登山の時は絶対に持って行かないレンズですが、今回は花見メインだし、登山も山登りとはいえないようなレベルなので持ってきました。 城址公園の門の前に到着し、ぶらぶらして時間を潰します。 6時、開場になったので入場します。 入園料は500円。開花すると徴収されるそうです。 朝早いうちは人が写り込まなくていいというのはあるのですが、陽が当たらないので映えないという欠点もあります。 こういう状態の光であっても、上手に活かしていい写真を撮れるようになりたい。 この日はちょうど朝のテレビ中継をしていました。 テレ朝のグッド!モーニング。依田さんの「お天気検定」のリハーサル中でした。 陽が出てきました! これは逆立ちして撮影したわけではなく池に映りこんだ桜 これは宝剣~中岳~木曽駒~将棊頭山 マクロ(タムキュー)でもパチリ パチリ 広角で近づいて 桜は十分に堪能したので、8:50、高遠城址公園を撤収。 ほりでいパークに戻り、今度は五郎山登山です。 駐車場を出てR152を渡り、ここから入ります。 枝垂れ桜鑑賞の後に右の五郎山へ向かいます。 てくてく歩いて行くと到着しました。 おお~ ですが、遠目には咲いているように見えたのですが、実際にはほとんどが蕾でした。 タカトオコヒガンとは咲く時期が違うのかな?と思いきや、常連の方曰く、昨年は高遠の桜と勝間薬師堂の枝垂れ桜は同じ時期に咲いたそうです。 うーむ、残念。 でも立派な桜ですよね。またいつか見に来たいものです。 この後は五郎山登山です。 この先はやや傾斜は急なもののとても歩きやすい道。 作業道らしき道との分岐にも標識があります。 ありがたいですね。 途中五郎山までは一郎~四郎まで4つの山があり、それぞれ祀られています。 一郎山は織田軍の甲斐侵攻に抵抗して敗れた仁科盛信の家臣(諸士)を、 二郎山は盛信の家臣であり織田軍に討たれた夫諏訪頼清の仇を打ちに勇敢に織田軍に切り込んでいった諏訪はなを、 三郎山は盛信の家臣であった渡辺金太夫を、 四郎山は盛信の兄であり武田氏滅亡の時の当主勝頼の家臣であり、侵攻の際には高遠城の副将であった小山田備中を、 それぞれ祀った祠があります。 そして五郎山に祀られているのが、武田信玄の五男で高遠城主であった仁科盛信。 織田信忠による甲斐侵攻に最後まで抵抗するも討ち死に。 9:58、その五郎山に到着しました。 この写真ではちょっと見にくいですが、左の石碑の右にあるのが仁科盛信のお墓とのこと。 花が手向けられていました。 仁科盛信像 合掌 五郎山を後にし、しばらく歩くと穂高と槍じゃないですか!おお~ いつか登りたいと思っています。 五郎山はすぐ近くまで林道が通じていて、帰りは林道を歩くことにしていますが、そのまま先に進んでみると、 おお~、空木だ! 高遠城址公園からも見えることは見えましたが、ここからの方が迫力ありますね! さらに進みますが、眺望が開ける気配がないので途中で引き返します。 樹がなければ、仙丈ヶ岳や中アの山々、入笠山などの眺望が得られるのですがね。 林道をどんどこ降りていき、途中桜が見えてきたら白山観音への道があるので突入。 白山観音からは高遠城址公園を上から俯瞰することができるのです。 以前より知ってはいたのですが、こちらも勝間薬師堂と同様初めての訪問。 400m歩くと観音様は見当たらなかったですがカメラマンはいましたw 観音様どこ? 帰宅後調べてみると、よくわからないのですが、正面に見える白い鉄塔みたいなものが観音様だったのかな? ここからの高遠城址公園 おお~、というほどでもなかった。 プロの写真を見てきたからなんか感動が薄いw 数枚パチリして林道に戻ります。 11:40、ほりでいパークに帰還しました。 ふ~、満足満足。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 五郎山 高遠の桜みたさついでに登った意味が強いのですが、改めて戦国時代の悲哀・無常を感じました。 自分は天災こそあれ戦争はなかった平成という時代に生きることができて幸せだと思っています。 祖父が戦争で亡くなったこともあり、余計にそう感じるのかもしれません。
by yama-tono
| 2019-05-01 07:00
| 中央・南アルプス
|
ファン申請 |
||