西駒山荘泊りで将棋の山に行ってきた~2018年7月 将棊頭山+将棊ノ頭 |
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2018年 08月 26日
木曽駒に登頂後、次は将棊頭山(しょうぎがしらやま)に登ります。 木曽駒ヶ岳の北2.8kmのところにある標高2730mの山 wikiによれば山体が将棋の駒に似ているからその名が付けられたのだとか。 この日泊まった西駒山荘の小屋番さんの話では、この山ではなく山荘から少し北東に行った将棊ノ頭が駒の形に似ているのだそう。 将棊頭山・将棊ノ頭とも、珍しく将棋という名前がついた山。 個人的にインドアの趣味として将棋をやるので、この山の存在を知った時から登ってみたいと思っていたところなのです。 それでは、れっつらご~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 11:50、木曽駒の頂上から馬の背経由でまずは本日の宿泊地西駒山荘に向かいます。 標準CT1時間40分。小屋には予約時に14時到着予定と伝えてあります。 将棊頭山に登ろうと思ったのは、その名前に惹かれた部分もありますが、やはり稜線歩きが楽しそうだったから。 ですが、ガスです。 ううううぅぅぅ 仕方ないので、花を探しながら歩いて行きます。 ナナカマド 紅葉の木曽駒を彩る重要種。 また紅葉の時期に来てみたいねぇ~、激混みだけどさ。 こちらはナナカマドの実 この実が熟して赤くなり、その後に葉も色づいて赤く染まります。 タカネツメクサ 稜線上は見頃の花もまだまだ多かったです。 チングルマの実がわさわさ ここの実は、中が緑っぽいものが多かったです。 ゴゼンタチバナ 馬ノ背は意外に急な下りでした。 慎重に降りて、濃ヶ池分岐に到着。 この日は左へ、明日は右へ向かいます。 遭難記念碑に到着。 この事故を受け、2年後に西駒山荘が建てられることになります。 さて、この場所は広々としていて道がどちらについているのかわかりません。 冷静に地図で確認 さらに上にも大きな岩がありますが、それも右を進みます。 一旦西駒山荘へ行き、チェックイン後に登りましょう。 分岐から歩くこと5分、西駒山荘に到着です!13:55。ほぼ予定時刻通りでした。 石室は登録有形文化財に指定されていて、いまなお現役。休憩所として利用されています。 14:00、到着予定時刻なのでチェックインします。 1泊2食で9000円になります。 部屋は2F。新築して4年しか経過していないので綺麗だし、荷物を置くスペースがあるのが嬉しい。 チェックイン時にトイレの説明を受けました。 男性の小の方は普通にすればいいのですが、それ以外は小屋配布の携帯トイレを使用して小屋の中にあるタンクに捨てる方式。 女性にとっては少し面倒かもですね。 あと、枕カバーはないのでタオル等持って行った方がいいですね、 それからサンダルは借りられるので、持って行かなくてもいいかもです。 寝床を確保したらアタックザックに、水とレンズ・予備カメラを入れて外へ。 ひとまずビール(500円)を購入して休憩します。 ちなみに、アタックザックはモンベルのバーサライトパック15を使用しています。 アタックザックにこだわりはありません。 小屋の近くにはコマクサが咲いていました。 駒ヶ岳一帯では昭和初期にはすでに絶滅していたらしく、これは平成になって移植されたもの。赤が濃い株ですが、管理人さんの話だと草津白根のものを移植したそうです。どうりで。 コマクサと言えばロープで立入禁止にして保護しているところが多いと思いますが、ここはロープはあるものの、普通にロープの外に咲いている株もあるので、踏みつけないようにご注意ください。 その分、近くで鑑賞・撮影できますよ。 水場にも行ってみました。歩いて1~2分のところにあります。 南アルプスの天然水を半分飲んだところだったので、半分だけ追加しておきました。 天竜川の天然水と言っていいかもしれない( ゚д゚) 水分を調達したら、いよいよ将棊頭山にアタックです。 なんだか燕岳みたい。 15:28、将棊頭山に登頂しました!
山頂標識の字が・・・ 将棊頭山は標高2730mで、日本で84番目に高い山なのだそう。できれば81番目だと良かったのに。 将棋盤のマス目の数は81だから将棋にとって81は特別な数字なのです。ケルンで高くしちゃおうかな?( ゚д゚) さて、山頂からの眺望はガスぱっちょでよろしくありません。眼下に西駒山荘が見えるくらい。 山荘の向こうに3つのピークが見えますが、一番左が将棊ノ頭。 麓の伊那市方面から見ると駒の形に見えるそうです。 あちらは翌日に登るとして、今日はここで将棋を指すことにします。本日のメインイベント。 指すと言っても盤駒持ってくるわけにはいかないので、スマホアプリで指します。 じゃじゃーん、ぴよ将棋の登場です。 最近の将棋ブームで将棋を始めたいと思っている方にはこのアプリがお勧め。 もちろん無料で、相手の強さも選べるから自分より少し強いレベルにすれば棋力向上に役立ちます。 「待った!」ができるので絶対負けることがないというのもポイント高し( ゚д゚) 自分のレベルが3級なので、本日のところは相手のレベルを2級(名前はひよえ)にしておきましょう。 対局開始! 戦型は四間飛車藤井システムvs居飛車穴熊模様の定跡形から 最後はひよえの思い出王手をいなして、とのの完勝! ふっ、顔洗って出直して来な( ・´ー・`) 天下分け目の大合戦に勝利して下山、鼻息荒く西駒山荘に戻ります。 飯じゃ、飯じゃ~、飯にせい~ (登山ブログなのにこんなのに付き合わせてしまってすまないねぇ) 夕食は18時。名物のカレーです。 おかわり自由でとてもおいしかったですよ。 なお皿はルーがこぼれたように見えますが、お皿の柄です。 夕食後は日本酒を頂きながら、西駒山荘の歴史が収められたDVD鑑賞会 普段日本酒は飲みませんが、話のタネに飲んでみました。 すっきりした辛口でおいしかったですよ。 DVD鑑賞会の途中で外を見ると綺麗に焼けていました。 鑑賞会を一時中断してみんなで空の鑑賞会。 明日は晴れるかな? 20時消灯、おやすみなさい。 ZZZzzz… 翌朝4時。外を見ると明るくなり始めていたので、もぞもぞ準備をして外に出ます。 南アルプスが一望です! 北アルプスも乗鞍から槍穂高までが見えています。 この日の日の出は4:40頃。八ヶ岳の方から上がってくるようです。 山荘のすぐ北にある岩に登って日の出を待ちます。 目の前の山は将棊ノ頭。将棋の山から陽が登るなんていいですね~ 陽が、、、出た、、、っぽい(笑) 中央に伊那前岳、右に宝剣岳と中岳、左に空木岳 このままずっと見ていたいのですが、朝食が5時。 管理人さんが「ご飯ですよ~」と呼んでいるので、慌てて山荘に戻ります。 朝焼けの西駒山荘と奥に見えるのがもちろん、将棊頭山。 朝食はごはんとお味噌汁におかずが5品。 朝食を頂いたら帰る準備だけして、ザックを山荘前にデポしてまったりタイム。 いつもの山座同定をしてみましょう。 北アルプス方面 乗鞍 八ヶ岳は左の蓼科から右の赤岳まで 南アルプス北部を 農鳥岳の右に富士山が頭だけ出しています。 左から塩見・悪沢・荒川・赤石 左奥が南ア南部の光岳や池口岳。右は空木岳 うーむ、厳しいぞw 中アの山々。左から空木・伊那前岳・宝剣岳・中岳・木曽駒ヶ岳 中岳もかっこいい!木曽駒途中の冴えない山とばかり思っていましたよ。 木曽駒 振り返って八ヶ岳を見ると雲海に浮かんで蓼科山が見えます。 あの山も今回の山行の目的の1つ。 それでは行ってきましょう。 時々ハイマツの藪漕ぎをしながら、時々道をロストしながら、6:40に到着しました。 え?野球のホームベースだって?そんなはずは、、、あるかも この先は伊那市に向けて急激に高度を下げていく登山道。 なので、ここからの眺望は迫力がありました。 将棊ノ頭には10分ほど滞在。 西駒山荘に戻って7:20、下山開始です。 これから濃ヶ池経由でロープウェイ駅まで戻りますが、そのレポは次回に ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今回は自分の趣味である将棋の名前が付いた山があるということで興味を持った山登り。 山と将棋、全然関係ないじゃん、と言われればそうなのですが、将棋の山の山頂で将棋を指したのは面白かった。 ほかにここで将棋を指した人っているのだろうか? 本文中では完勝したかのように書いてますが、実はブヨに苛まれてクリックミスをしてしまい負けているのです。 幸い、秘技「待った」の術を駆使して勝利しましたけど(笑) いつもなら楽に勝てるはずが、ケアレスミスが多かったということもあります。 高地で脳に酸素が回っていなかったから? 高地登山では判断能力が鈍るんだなと思い、注意しなければと思った次第です。 それから今回は西駒山荘を利用した登山でした。 大正時代の11名の犠牲の上にできた山小屋。 今回の登山はこの山小屋がなければ実行できなかったことを思うと、そのありがたさを強く思います。 立地の良さはもちろん設備も快適で、小屋の方もフレンドリーで、カレーもおいしくて、眺望もよくて。 いい山小屋でした。 また利用したいと思っています。
by yama-tono
| 2018-08-26 07:00
| 中央・南アルプス
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