猛暑の東京を脱出して稜線上のお花畑へ~2017年7月 平標山+仙ノ倉山 |
この日の東京は35℃の猛暑日予報!!!
兎にも角にも東京を脱出したいということで、稜線上のお花畑を目指してきました。
一方の平標山は標高1984mで谷川連峰の最西端に位置する山。
両山とも眺望に恵まれ、2つの山の間の稜線上にはお花畑が広がっているのだとか。
コースは、元橋登山口⇒平標山の家⇒平標山⇒仙ノ倉山、のピストン
標準CTは、登りが山の家まで2時間25分、平標山まで50分、仙ノ倉山までが55分の合計4時間5分
下りが、平標山まで50分、登山口までが2時間20分の合計3時間10分の総合計7時間15分!
今年は標準CTが6~7時間の山を重点的に狙う予定ですが、これまでは塔ノ岳・高原山・焼石岳の3山のみ。
しかも、それらはいずれも6時間程度だったので7時間超えは今シーズン初めて。
1時間の差がどうでるでしょうか?
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東京を深夜に出発、関越道月夜野ICからR17に入り、三国トンネルを抜けしばらく進んで元橋登山口の駐車場に到着。
到着は3時頃、当然辺りは真っ暗。車の中で仮眠をとります。
ちなみに光っている建物はトイレで、人が入ると自動点灯するようになっています。仮眠中にいきなり明るくなったのでビビりました。
トイレは登山前と登山後に利用させていただきましたが、とても清潔でしたよ。
4時にヘッデンつけて出発する方もいましたが、自分はもう少し明るくなるのを待って4:38にスタート
すぐに分岐に到着
どちらも所要時間はほぼ変わりませんが、前者は眺望が早めに開けるものの後者より急坂らしいので後者を選択。
今年初の7時間コースにビビっている自分がいます。
というわけで平元新道コースですが、やはり面白みがないのでまとめて記述すると、最初の1時間は渓沿いの林道、次の1時間は木の階段が多く登場する急坂の登山道を行くことになります。
あの稜線がなんとも優美です。早く歩きたい!
山の家で10分ほど休憩して出発、ここからは高山植物も出てきて楽しめます。
タカネニガナ
ということで、周りの景色も楽しみながらゆっくりと進みます。
7:50、平標山に登頂しました!
山の家での休憩と撮影時間を考えれば仕方ないのですけどね。
さて、山頂からの眺望ですが、360度の大パノラマが広がっています。
昨年10月に登った時の記憶が思い起こされます。
北は近くに名前のわからない山と雪渓、その下に池塘が見えます。
そして仙ノ倉への道!
結構距離があるように見えますが、この景色を見たら行かずにはいられません。
というわけで山頂には10分ほど滞在して出発、鞍部に降りていきます。
ハクサンイチゲに
焼石にさえ登らなければ・・・(笑)
お花畑を過ぎると、いくつかのピークを登っては降り、を繰り返します。
仙ノ倉山の山頂は360度の大パノラマ
巻機~平が岳~燧ヶ岳~至仏山~谷川岳~日光白根~武尊~皇海~赤城、
の9つの百名山が見えるとあります。
ですが、この日は晴れていても大気の状態がそれほど良くないのでクリアには見えません。
東~南~西は曇っていて遠望が利かず、近くの山もいまひとつ。
山の写真も撮るには撮ったのですが、証拠写真レベル・・・
いつか歩きたいけど、10㎞以上あるアップダウンの激しい道。今の自分の脚力だと肩の小屋・平標山の家と、2泊必要かな。
山頂には1時間滞在
いつもならほぼ立ちっぱなしで山頂をウロウロしますが、この日は4時間半かけて登頂、さらにこの後3時間かけて下山しなくてはいけないので、脚をしっかり休ませました。
10:22、名残惜しいですが下山開始です。
これだけで下界から逃げてきた甲斐があったというもの。
20分ほど休憩して平標山頂へ。最後に眺望を楽しみます。
良さげですね~、こちらから登れば良かったかと後悔しますが、次回のお楽しみということで。
で、いよいよ平標山から下山
木の階段をひたすら降りていきます。
平標山頂から35分で山の家に到着
この日は暑くなる予報だったので水分は2.5ℓ持っていきましたが、これがあるならもう少し減らしても良かった。
山の家では30分ほど休憩。
というのでは味気なさすぎるので、1枚だけ下山中の写真をアップします。
朝はまだ暗かったですが、帰りのこの時間帯は木漏れ日が射し込んできて渓が綺麗でした。
はー、疲れた
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平標山+仙ノ倉山
眺望に花に稜線歩き、とてもいい山でした。
眺望に関しては晴れてはいたものの大気の状態があまり良くなく、あまりクリアに見えなかったのが残念でしたが、またの機会にということで。
今回は今年初の7時間コースへのチャレンジでしたが、登山中もそして登山後も、体に問題が発生することもなかったので自信になりました。
とは言え自分の場合、撮影に多くの時間をかけたいので7時間を超えると4:3に分けて2日間で臨みたいのも事実。
平標・仙ノ倉に関してもまた登りたいと思っていますが、次回は大源太山や平標の北にある池塘にまで足を延ばしてみたいし、花や景色ももっとじっくり時間をかけて撮影したい。
ということで、次回は山の家泊りの1泊2日で考えています。