飯縄山の翌日、10月9日は草津白根山に登ってきました。
温泉の町草津にある標高2160mの活火山
この山の見どころの1つは湯釜にあります。
これが噴火レベル2のため立ち入り禁止になっていたものが、この6月から解除されて展望台まで行くことが可能になったとのこと。
これは行かなきゃ!
「山は逃げない」とはよく言われる言葉ですが、一方で「山は逃げるもの」というのも事実。
噴火レベル上昇により立ち入りが規制されて行けなくなるというのは良くある話。最近も新燃岳がまた噴火してしまいましたね。
これで楽しみにしていた霧島縦走、あるいは中岳登山からの高千穂撮影は当分無理。
というわけで、年初の年間計画にはありませんでしたが行ってきました。
コースは、白根レストハウス駐車場から1回湯釜を見に行き、戻って逢ノ峰~本白根山展望所~鏡池~弓池を8の字に回ります。
標準CTは、前半の湯釜見学が往復40分、後半の8の字散策が3時間40分の合計4時間20分です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
信州中野のBHから志賀草津道路を行きます。
が、この道が絶景ポイント満載の道路。
これまでに何度か通っていますが、今回もところどころ立ち寄ります。
一沼
有名ポイント。
ただ、今回は行った時間帯に曇っていたのと、色づきが良くなかったので5年前の写真をup
横手山ドライブインより。ここも写真愛好家にとっては有名な場所
時間帯が悪くて左が暗くなってしまってますね。
あの暗い場所はこんな感じになっているはず。
緑に赤のぽこぽこ
なぜか好きなんですよね~、ぽこぽこ。この日も見たかった・・・
国道最高地点から見る雲海と芳ヶ平
これは凄い!
と思われなかった方。
ひとえに私の写真技術の無さによるためでございます。
太陽の光を抑えきれないのが・・・ううう
とまあ、写真はいまいちでしたが絶景を見れて満足満足。では、帰京しましょう。
え?登山?
しょうがないなぁ~
ということで、8:30レストハウス駐車場で途中下車。
登山開始です。
まずは湯釜へ。上の写真で見えるなだらかな山を登ります。
少し登ると一気に景色が良くなります。
志賀草津道路に万座温泉。遠くに北アルプスも見えます。
さらに歩くと湯釜展望所に到着しました。
湯釜。青の絵の具に白を溶かしたような色をしています。
あの湯に浸かりたいわ~
ですが、PH1の強酸性で水温も20℃ないそう。仮に行けたとしても入浴は無理ですね。
しかしまー、惑星感が半端ないな
湯釜見学を終えたら一旦駐車場に戻ります。
奥に見えるのがレストハウスと駐車場。
池は弓池、山は左が逢ノ峰、右奥に草津白根山最高峰の本白根山(2171m)かな。
道は石の敷き詰められた遊歩道。観光客が多いです。
登山の格好して歩いたら完全に浮いていました(笑)
レストハウスでトイレを借り、国道を横切って今度は逢ノ峰に登ります。
本白根へ行くうえで必ず登らないといけないことはありませんが、景色がいいので登るのをお勧めします。
13分で逢ノ峰に登頂(2110m)
山頂には東屋があり、少し休憩します。
向こうに見える平べったい黒い山が横手山。あんな形をしているんですね。
そして、その右奥に見えるのが二百名山岩菅山。あの山も一度登りたいと思っています。
さきほど登った湯釜ルート
黒線を歩いて行き、赤丸が展望台になっています。
後の山は白根山(2160m)。草津白根山は、白根山といま居る逢ノ峰とこれから向かう本白根山の3山の総称なのだとか。
10分ほど休憩して出発します。
リフトが見えてきました。あの山の頂上からもう少し向こうに行くと本白根山の中央火口の縁に着きます。
それではリフトに・・・
えっ、歩くんですか?
は、はい・・・
シラビソやトウヒ、コメツガ、ダケカンバなどの林を抜け
リフト駅からの道と合流すると木道に
平和な道をしばらく歩くと、中央火口に到着
迫力ありますね~
中央に見える本白根山展望所に向かって火口の縁を歩きます。
万座温泉分岐に到着
右に行くと白根探勝歩道最高点ですが、個人的に最高点をハントしなければという発想は全くないのでパス。左の本白根山展望展望所へ向かいます。
ただこの辺りはコマクサで有名なので、次回7月に来た時には最高点も踏む予定。
さきほどから赤が目立っていますが、この一帯はクロマメノキが多いです。
11:00、草津白根山に登頂~
あ、いや、本白根山展望所ですけどね。
さてさて、展望所からの眺望はと・・・
探勝路最高地点方面
登っていた時は、その左にある緑の山が最高峰の本白根山かと思っていたけど、帰宅して地図を見ていたらどうも違うみたい。
これまで歩いて来た火口の縁、中央に見える山が横手山、さらに右奥に岩菅山。
そしてどうやら左手前に見える山が最高峰の本白根山(2171m)らしい・・・
あんまり格調高くないなあ
この写真も、ここまで歩いてきた道の説明と岩菅山・横手山を紹介する目的で撮影したものであって、決して左の山を撮影したくて撮影したわけじゃないんだよなぁ
ま、草津白根山は全体で捉えるべきであって、本白根山単独で捉えるものではないということだけはよくわかりました。
南東方面の黄葉が綺麗ですが、この頃から雲がかかるようになりいまいち。
北アルプスや四阿山なども見えませんでした。
展望台では30分休憩
次は鏡沼経由でロープウェイ駅まで向かいます。
ここからは観光客も減って静かな山歩き
10分ほど歩くと鏡池が見えました。
降りてみましょう。
水の中に亀甲状の模様が見えるらしいのですが、ロープが張ってあり近づけないので見れませんでした。
火口の中にできた沼。日光白根山の
五色沼のような感じですね。
広々としていて、ご飯休憩にはいい場所かも。実際、5~6グループの方々が休憩を取られていました。
この後は雑木林の中を行く道
紅葉も時々見られ、気持ちのいい道でしたが、ここまでの登山がトピック色々ありすぎたのでやや退屈に感じてしまったのも事実。
7月に登った方のブログを拝見したら、この辺りが高山植物が多かったそうで。
次回のお楽しみですね。
ロープウェイの駅が見えてきました。
が、これに乗っても帰れません。随分下まで連れていかれちゃいます。
この後は舗装道を歩いてレストハウス方面へ
途中で弓池への散策路があるので寄っていきます。
弓池と逢ノ峰
池塘もありました。
車が見えるのが興ざめですけどねw
13:00、レストハウスに帰還
くま笹ソフトミックス(370円)を頂きました。
ほんのりとした甘みにほんのりとした苦み。おいしかったです。
ここはくま笹推しなのか、くま笹を使ったメニューがいくつもありましたよ。
下山後の温泉は、草津にするか万座にするか悩みましたが万座温泉へ。
日進舘さん
泉質は、細かいことは忘れてしまいましたが、ざっくり言うと酸性の硫黄泉。
白濁の湯が素晴らしいです。
(日進舘HPのフリー素材より)
温泉好きとして、万座温泉は日本の温泉の5本の指に入るのではないかと思っていて、今回も1時間くらいほげ~っとしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
草津白根山
紅葉に沼・池塘、火山特有の荒涼とした風景
時間こそ4時間半ほどでしたが、密度の濃い登山でした。
そして、この山の恵みである温泉もGood!
やっぱり万座温泉は素晴らしい~
この山はコマクサが有名なので、次は7月に来たいですね。
温泉は草津かな?